ブリヂストン 新型スリックタイヤ V02
ブリヂストンから新型のレース用スリックタイヤ(V02)が、2月より発売になります。
昨年、新型を履いて(GSXR1000)、オートポリスと鈴鹿サーキットを走ってみました。
リアは待望の200サイズとなり、かなり迫力が増しました。(見た目)
フロントも09と違って、尖った感じではなく、motoGPのタイヤみたいに、ファットな見た目です。
うんちくは抜きにして、試乗してみるとフロントの接地感が大きく増していることにすぐ気付きます。
ブレーキでタイヤをつぶしながら、バンキングに移行すると、スパッと寝るのではなく、ずっとグリップ感を保ったままバンクしていきますので、
かなり安心感があります。まぁ、このフィーリングのタイヤは他にも存在しますが(それが主流?)、どのバンク角でも安心できるグリップ感がでている
と思います。(よってラインの自由度が増してると思います。09はバンク途中でのライン変更は難しかったため、かなり違いを感じます。)
リヤについても、周回ごとにアクセル開度を上げていき、グリップ力を試してみたのですが、接地面が広くなったためか、かなりアクセルを開けていっ
ても簡単にはスライドしてくれません。(鈴鹿のスプーン立ち上がりはやはりスライドしますが)
あと、驚くのは、かなり走行したにも関わらず、タイヤの摩耗が少ないことです。V01も滑りだしてからも頑張ればもうひと息はライフがありましたが、
それとは違いなかなか終わらないタイヤだと思います。
注意点は、前後共にハイトが高くなりますので(V01と比して)、車体姿勢の変化します。私の場合、前後同時装着しましたので、全体が高くなっただ
けで、特に問題ではありませんでした。
バンキングのスピードは遅くなった感じなのですが、ブレーキンググリップ向上と、コーナーリンググリップアップによる旋回力向上によるアドバンテー
ジで、タイムアップは間違いなし?でしょう。